乱読家ノススメ

アクセスカウンタ

zoom RSS 「北斎殺人事件」/高橋克彦(講談社文庫)

<<   作成日時 : 2007/08/05 00:26   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 前回の「写楽」に引き続き、浮世絵考察を絡めたミステリです。
 葛飾北斎…中学校の歴史でも習う(しかもテストにもよく出ますね)、日本浮世絵界を代表する作家。そして世界に通用する芸術家でもあります。

 前回に引き続き、北斎を追うのは津田。彼は前の事件で死んだ義理の兄(事件後、国府冴子と結婚しましたので)である国府の残した「北斎隠密説」の原稿を、本にしないかと持ちかけられる。
 著名な画廊がバックにつき、岩手での教員生活の合間を縫って、北斎の足跡を辿る津田。晩年の北斎が長逗留したという小布施には、様々な謎を解く鍵が眠っていた。
 度重なる改名、転居癖、変人ぶり、出生の謎……そして北斎と、高井鴻山を巡る様々な人間関係から、次々と傍証が現れる。
 そんな時、北斎の作品が新たに発見されたとの一報が入るが……。

 まあ、北斎の謎解きに先立って、アメリカでの殺人事件があり、それがのちに、この話の核に絡んできます。



 そういえば……あの有名な「神奈川沖浪裏」の絵に関して、こんな笑い話が(爆笑)。
 私が10年ほど前に、中学生の男の子の家庭教師をしていた頃のこと。
 実力テストの直しをしていたときに、この絵が出題されていましてね。で、彼、この絵の作者をなんと答えていたと思います?
 『KENZO』………一瞬ののち、大爆笑してしまった私(失礼)。
「違うとは思ったんッスけどね。これしか出てこなかったッス」
と頭をかく彼に、
「いーかー、まず、この絵は江戸時代に描かれた。つまり、ローマ字の名前はおかしい! 第二に、『KENZO』は現代の日本のデザイナーで、昨今トレーナーのバックプリントに使われているあの絵の、元になったのがこの絵だ!!」
 ……気分は「ヘキサゴンU」で、おバカさんたちの珍回答に業を煮やしている島田紳介さん………(苦笑)。
 面白かったです〜。しかし、アレだね。私はこの話を読むまでは、北斎がこんなに改名しているとは思いませんでしたよ。
 何かで読んだけど、写楽が活躍していた時期って、北斎が休止していた時期と重なるとか何とか……?
 まあ、前回の「写楽〜」のときに、津田さんに否定されていましたけどね。

 さあ、次は広重だ! 読むぞ!


北斎殺人事件 (講談社文庫)
北斎殺人事件 (講談社文庫)

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
「北斎殺人事件」/高橋克彦(講談社文庫) 乱読家ノススメ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる