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zoom RSS 「流刑の皇子」/阿久根治子(新潮社)

<<   作成日時 : 2009/02/16 22:45   >>

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 図書館で目に留まり、借り受けました。現在は、絶版になっています。

 皆さんは「木梨軽太子(きなしのかるのみこ)」という方をご存知ですか?
 ピンと来ない方でも、少し日本古代史に興味がある方なら、あの絶世の美女・「衣通姫」の同母兄…といえば
膝を打つ人も多いかも?

 木梨軽太子は、母を同じくする妹・衣通姫と恋仲になり、その罪で、歴史上初めて「伊予の湯(国)」へと流罪になった悲劇の皇子です。
 衣通姫=軽郎女は、その美しさが衣を透かしても輝いて見えた…とされることから、その別称があるほどの美貌の姫。
 古事記では、その悲恋の顛末が、数々の美しい歌によって表され、広く知られています。
 この木梨軽太子。女性問題で流罪になったような人物だから、結構な色男で、軟派なんじゃ…と勝手にイメージしておりました、私。
 ところがどっこい! この人、父の允恭天皇から皇太子に任ぜられ、第二子以下とは比較にならないほどの破格の財力を与えられ、まさに、日嗣の御子=次代の天皇の地位にあった人なのです。
 そんな…将来を約束された皇子が、女性問題ごときで失脚し、この当時では死刑も同然の「流罪」の憂き目に遭うって…何かおかしいですよね?

 そう、この本にはまさに、その木梨軽太子の流罪の核心に迫った本なのです。

 私がこの本を見つけたのは、地元の図書館の「郷土資料」のコーナーでした。そう、私の現在住んでおります、四国中央市(旧川之江市地区)には、「東宮山」という山があり、ここが、木梨軽太子の陵墓ではないか…と「陵墓参考地」の指定を受けているのです。



 実際、江戸末期と明治時代、山から石棺や金冠、銅矛や各種の玉などが出土したそうで…。これらの宝物は今、宮内庁にあるそうです。
 また、旦那の勤めている会社の(倉庫の)すぐそばに、「東宮石」なるものも現存し、これは漂着した木梨軽太子がこの石のところで休息をとったとか、腰掛けたという伝承のある石です。

 まさかね〜、引っ越してきた先で、古事記・日本書紀の中の有名人の名前に出くわすとは…しかもこんな辺境の地で。
 興味を持った当初、車で一度東宮山のそばにまで行ってみたのですが…道が細そうだったので二の足を踏んでしまい(汗)。
 結局「本を読んでから行こう」と決意したのですが……無事完読出来たことですし、今度の旦那の休みの日にでも一緒に行ってみようかと思っております。

 ……と、旦那に提案したら、「お父さん(自分のこと)は、あんまり古墳とかには行きたくないねんけど…」と渋られておるのですが(笑)。


流刑の皇子
新潮社
阿久根 治子

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