「八雲立つ」全十九巻/樹なつみ(白泉社 花とゆめコミックス)*注意

 白泉社の月刊LaLaで連載された伝奇物。 
 第一巻の内容はアニメ化され、その後、CDも続々発売されましたね。

 終戦のどさくさに紛れて、出雲から盗みだされた六本の神剣。それはこの地―出雲―にうずまく「まつろわぬ者たち」の巨大な念を封じるための鍵だった。
 東京の大学生・七地健生(ななちたけお)は、大学の先輩の手伝いに誘われ、刀鍛冶であったという祖父の代から家に伝わる宝剣を手に、その地に降り立つ。
 そこで出会ったのは、布椎家の次期頭首の少年・布椎闇己(ふづちくらき)。
 彼は居合の免許皆伝を持ち、布椎家随一とも言われるシャーマン(巫子)でもあった。
 今は残された1本の剣で封じている怨念の渦巻く場。そして布椎一族は古代からその地を守り続ける一族なのであった。
 七年に一度行われる村の奇祭。その夜に一族のみで密かに行われた儀式は…。




 一応タイトルに『*注意』を付けさせていただきました。ので、ここから先はものすごくミーハーな解説です。お覚悟を。
 それ以外の方はここまででお帰りくださいね。





 古代日本史に、新たな解釈とストーリーを加えた傑作。
 樹センセの漫画にはつきものの、美形キャラも満載
 様々なタイプのキャラがでてきますが…やっぱ一番人気は闇己でしょうかね?
 アダルト好みの人は、闇己のパパの方がお好きかも?

 しかし「OZ」のときも思ったんですけど…樹センセは明らかに「そっち」系を意識して描いてるとしか思えない…んですよね?
 「OZ」はラスト近くのあのシーンを描きたかっただけやろ!?っと思わずツッコミをいれてしまいましたし(爆笑)。

 闇己が自家中毒起こしちゃったり、イラついたりするのは必ずあの人が原因だし、決着つけちゃうのも必ずあの人だし…。

 今回のでは…一巻で、七地が闇己に追いまくられるシーンがまず秀逸! あそこは読んでて、クラクラしました。

 あとは、あの最終巻の決着シーンですね?
 己の大切なものを、己の手で消さねばならないっていうあの……。

 消される相手の方も、それが唯一人、自分が心許し信頼した相手だからこそ、その役割を任せることが出来た…というねえ…なんちゅーか、「シチュエーションH」…うまいですよねぇ、樹さんって……

 この話では、女性キャラもたくさん出てきて、それなりに……奪われ系とか、寝てる間系とかでね……七地や闇己とかとキスシーンとかあったりするんですが……そっちはもう、全っっっ然、流し読み~ってか、脳内スルー
 だって、それ以上にお互いが「七地!」「闇己くん!」……だからさ~


 時々挿入されていた「古代編」。当初、私は「別に要らないんじゃないかな?」と思っていましたが、それがあんな風に現在とつながってくるとはね…。この辺の話の作り込みも、うまかったなあ。


 で? 結局は、初代の「マナシ」が、「ミカチヒコ」をたったの3ヶ月ばかし延命させるためだけに? 布椎の血筋の人は代々、50歳以上の命数を捧げなきゃならなかったってことなの??

 …………か~わいそ~~~~~ぉ~~~

 そしてそして、あのラスト!!
 ハッピーエンドすぎて笑っちゃいましたよ!
 「あんた、全然変わってないのな」の一言で、全てがわかってしまう………見事だっっ!

 あれから7年ってことは、七地はもう29歳…アラサーですか?
 で、片や5歳児……あ~。こりゃ七地、結婚できないな

 読み返すと、この後日譚で、小説が書きたくなってきたなあ…。



 ともあれ、裏読みしてニヤリとできるツッコミどころは満載ですので、是非ご一読を。


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