「ビロードうさぎ」

 今手元に本が無いので、作者も出版社もわからないので申し訳ないのですが…これは子供向けの絵本…というかお話、ですね。
 大学時代、子供相手のサークルに所属していた私は、子供向けの人形劇の脚本・演出をやることになりまして。そのとき京都のジュンク堂書店で見つけたのがこの本です。
 一体のビロード製のうさぎのぬいぐるみが主人公。うさぎはとある男の子にとても可愛がられます。ある日、森に連れて行ってもらったときに、野生のうさぎに出会います。そしてそのうさぎに言われるのです。「にせもののうさぎだ」と。ビロードうさぎは考えます。「本当のうさぎってなんだろう…?」と。 その後、男の子はしょう紅熱にかかってしまいます。うさぎは一緒のベッドで寝ながら、一生懸命男の子の病気が治るのを祈ります。
 ある日男の子の病気は治るのですが、それと同時にビロードうさぎは焼かれてしまうことに…。
 しょう紅熱の菌が付いているかもしれないものは全部焼かなければならないというのです。
 男の子との別れと、焼かれてしまう自分の運命にうさぎが涙したときに、奇跡が起こります。

 この話を本屋で立ち読みして…涙が止まらなかった覚えがあります。
 そうして、泣きながらこの本を手に、レジで清算したのでした…店員さんにはさぞかしおかしな女に見えたことでしょう(爆笑)。
 人形劇の脚本におこしたときには、ちゃんと男の子にも名前をつけ、本には登場しないお母さんなんかも加えて、30分くらいの話に作り直しました。テーマを「命」にしたはいいのですが、私が命というものの意味をあまりに広義に設定していた為に、脚本検討会でもめに揉めた覚えがあります。
 この本、現在は絶版になっているようです。通販会社のフィリシモで、希望者を募って復刻要求をしていたみたいですが…あれから復刻されたのかなあ?
 幼稚園から、小学校中学年くらいまでのお子様をお持ちのお母様にお薦めです。
 図書館、古書店などで探してみて下さい。

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