「ライジング!」/藤田和子 (小学館フラワーコミックス)

 最近は女性週刊誌の方に移られて「ゴールド」とか「シルバー」とかいう漫画を描いておいで
ですよね。
 この話は「週刊少女コミック」で連載されていました。1983年頃ですかね。友人がハマっていて、よく貸してもらいました。
 つい2年程前に文庫で出ているのを見つけて購入しました。

 お話は、「宝塚歌劇学校」をモデルにした女ばかりの歌劇学校の話。
主人公のユキちゃんは帰国子女で…単にダンスの学校とばかり思い込んでこの学校を受験したのですが合格してしまいます。
 ただ、その学校はダンスばかりではなく(当然)演技やバレエ、日本舞踊、声楽などをやる学校だったものだから…ダンス以外ではズブの素人である彼女は伯父で大作家のコネで入学したと陰口を叩かれます。
 しかし、彼女の素質や舞台に上がった時の華を見抜いた講師に見込まれていて、その講師の厳しい励ましやなんかで、少しずつ頑張ってゆきます。
 もともと素地は悪くなく、カンもよく、また素人であるが故の余計な癖もついていない彼女はぐんぐんと頭角をあらわし、舞台の花形である男役への道を歩み始めます。
 しかし途中で講師から「女役」への突然の転向を薦められ…混乱します。
 講師である高志の本当の意図はなんなのか。彼女と高志の関係はどうなってゆくのか。
 そして一人の役者としてユキが成功する為には何が足りないのか?
 目が離せない展開で、ぐいぐい引き込まれてゆく話です。

 原作は「ざ・ちゃんじ」「くらら白書」「雑居時代」などを集英社コバルト文庫から発行している氷室冴子。氷室氏は初期のコバルトを代表する少女小説家です。私も殆ど読んでおります。
 その後続々と漫画化されましたが…。
 
 漫画共々、氷室氏の小説もお薦めです。是非ご一読を。
 

 

 

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック