「滅日」全5巻/たがみよしひさ(徳間書店少年キャプテンコミックス)

 「軽井沢シンドローム」などで独特の絵柄と作風で知られる、たがみよしひさ氏。
 私はこの作品と、その他ウイングスに掲載されていたショートショート(2006年1月15日記事参照)でハマりました。



 この作品「滅日」は日本の民俗学や神話などをモチーフにしていて…そこが惹かれた理由です。
 たがみ氏特有のサービスショットなども多くて…正直、ちょ~っと「少年誌」(しかも徳間書店の「キャプテン」だし)ではどうかな~?という描写も多かったのですが。

 とある地方都市で起こった男女の駆け落ち死亡事件。しがない生物研究所助手である尼子全はその詳細を夢で見…以来、毎夜、怪物の悪夢に悩まされることに。
 駆け落ちした男女が山から転落し、その際巻き添えに破壊してしまった小さな祠は、「イダリ」という謎の僧の実在を唯一示すものであったという。
 「イダリ」の実在を信じ研究を続けていた坂田山教授は数ヶ月前謎の死を遂げ、今はその跡を彼の教え子である青目麗子が継いでいた。

 幾つもの伏線が微妙に絡みあい、やがて一枚の絵になってくる…そんな感じの話の運び方です。
 特に第一巻は…各場面のラストのセリフが、次の場面の最初のセリフに繋がるようになっているんですよ! よく考えてあるなあ…と感心した覚えが。
 弟と二人して、何年かに一度、思い出しては引っ張り出してきて読む漫画です。中毒…って程ではないですが、時々妙に読み返してみたくなる…話ですね。

 ちなみに私は相賀より、尼子派です。皆さんはどちら派ですか?

滅日 1 (1)

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