「アルスラーン戦記」1~11/田中芳樹(カッパノベルズ)

 以前は角川文庫だったのですが…どんな事情でこちらに替わったんでしょう?


 角川も…なんか売れ売れ!イケイケ!!の路線ばっかり狙うから…離れてしまう作家さん多いですよね? 売れる!となればCDやら文庫やら漫画やら映画やらアニメやら…メディアミックスにすぐ持っていこうとするし? 大塚英●氏も、そういう売り方がいやで、角川から撤退したと聞きましたよ??

 ともあれアルスラーン戦記。今まで文庫で買っていた(10巻まで)のですが…「おう、ここへ来て新書版かよ…本棚の並べ方変えなくちゃ…」と思ったのは私だけではあるまい(爆笑)。
 挿絵と表紙は天野義孝氏から丹野忍氏に…これは賛否あると思うが、私は別にいいと思う。
 んで、中身…ああ、やっぱおもしろいわ。

 ご存知ない方への解説…このお話は、中世のペルシャに似た文化・風土をもつ「パルス」という国に生まれた「アルスラーン」王子が…初陣、他国からの侵攻、首都陥落、邪な魔道師たちの妨害…などを経て成長し、各地を巡りつつその人望で多くの心強い仲間を集め、ついには首都を取り戻す…という物語です。
 今はパルス国の国王となった少年王・アルスラーン。しかし彼の知らぬ所で人外の者どもが不気味に暗躍し始めていた…というのが最新刊「魔軍襲来」のあらすじ。
 
 キャラクターもね、ものすごく生き生きとしていて、面白いのです。
 アルスラーンはちょっと天然かも…?というくらいのお人好し。それを制するのが軍師のナルサス。
 そして彼の背後を固める剛の者…最年少の万騎長にして獅子狩人・ダリューン。
 その他、アルスラーンの懐の広さ、人の好さに、他国の人間までもが感銘をうけて次々と心強い味方になってくれるのが…読んでいて、自分のことのように嬉しくなってしまうんですよ。
 さすが、中国の歴史を研究なさっていただけあって…田中氏の世界観とか政治観はしっかりしているし。
 未読の方はこの機械に是非是非、お手にとってみてください。





魔軍襲来 ―アルスラーン戦記(11)

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • アルスラーン戦記11巻 魔軍襲来

    Excerpt:  古参の読者にとっては不死鳥のごとくよみがえったかのように思えたのではないかと想像する11巻。  世界各地に広がった登場人物たちが章ごとに主人公として活躍する。並みの技量の持ち主がやったら、すべてが.. Weblog: 360度の方針転換 racked: 2006-04-15 22:58
  • アルスラーン戦記11『魔軍襲来』

    Excerpt: 田中 芳樹 魔軍襲来 ―アルスラーン戦記(11) 前巻の発行から約6年。『やっと』でました。 その間に出版社が変わり、判型が変わり、イラストレーターも変わりました。 前巻ま.. Weblog: お千代の本棚 racked: 2006-04-15 23:15
  • 『魔軍襲来』田中芳樹

    Excerpt: 偽領主と対決するファランギースとアルフリード、ギーヴの3人。だが、そこに魔力によって操られたレイラが乱入してきてしまう。一方、お忍びで城下にでたエラムとアルスラーンも魔物に襲われ辛くも難を逃れる。また.. Weblog: 蓮に鷺 racked: 2006-04-16 12:23
  • 田中芳樹のプロフィール

    Excerpt: 田中芳樹(たなかよしき)1952年10月22日生まれ。日本の作家。熊本県本渡市(現・天草市)出身。学習院大学文学部・国文学科卒業、同大学大学院博士課程(国文学)修了。本名は田中美樹(たなかよしき)。日.. Weblog: 田中さんのブログ~田中美保・美帆・れいな・ロウマ・気象予報士の田中まや~ racked: 2006-11-13 22:06