「恋愛遺伝学講座」/茅田砂胡(角川ルビー文庫・C・novels fantasia)

 これ、最初はルビー文庫ででてたんですよね…ってことで、引いちゃう方もいらっしゃるかもしれませんが、そ~れほどボーイズラブ度は高くないですよ、これは。
 むしろ…ギャグ?ってな感じのお話。



 とある町に三つ子の兄弟がいました。しかしそのうちの二人の兄妹は似すぎるほど似ているのに、あとの一人は全く似ていない。そう、例えるならばシャム猫二匹にドーベルマンの兄弟。
 美少年の都(みやこ)、気は強いけど美少女の猛(たける)、そしてドーベルマン・真巳(まさみ)。
 都と猛には真巳に言えない、そして大人たちに聞きたくても聞けない秘密があった。それは…真巳は、父と母の血液型の組み合わせでは絶対に生まれるはずのない血液型であるという事実。
 もしかしたら真巳は他人なのではないか…? 三つ子なのに真巳だけ全然誰とも似ているところがないのは……? そんな思いを胸に秘め、彼らは日々過ごしていた。

 これがな~んでルビー文庫なのかというと、ちょっぴり真巳が都にドキドキしちゃったりすることがあるからで…でもそれがあっても気にはならない。別にルビー文庫でなくても充分読めるお話だと思いますよ。実際、後にC・novels fantasia(中央公論社)から「桐原家の人々(1)y恋愛遺伝学講座」として出ています。続編も3作(最後の話は書き下ろし)出ておりますね。

 彼らの出生の秘密やトンチンカンな名前の由来も、後半の家族会議の中で明らかになるのですが…私、このくだりを読んだときに、思わず本を取り落として…腹を抱えて大笑いしました。10分間!
 活字でここまで笑わせてもらったのは…菊地秀行の「魔王伝」以来ですね。え? あの小説のどこでそんなに笑ったかって? えと…外谷女史がつっかえたところ。わからない人は読んでみて下さいね。


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