「QED 式の密室」/高田崇史(講談社ノベルズ・文庫)

 この本は、店頭で並んでるのを見て…ぶっ飛びました!
 前代未聞!! 全ページ袋とじ…っていうか、赤い紙で中身が封印されてたんですよ!!
 「密室本」…ううん、まさにその通り。何でもノベルズ創刊20周年記念に、メフィスト賞作家に「密室」モノを書き下ろしてもらったのだとか……いやあ、それにしてド肝をぬかれました。
 立ち読みできないじゃない!!…っていうか、絶対買うんだけど!! …製本、手間がかかっただろうな…と、製本屋さんの苦労に、まずは拍手(しかし、なんて無茶をさせるんだ、講談社)。
 
 これまでの作品に比べて薄いのですが…それもそのはず、この話はこの後の作品「竹取伝説」の前説なんですよ。
 タタルさんと熊つ崎さんが学生時代のお話。二人の出会いのきっかけに…これまた殺人事件が絡んでいた…という。
 「式」といえば「式神」…陰陽道=安倍晴明ですよね?
 この本では安倍晴明と「式神」の謎に迫っています。一見荒唐無稽とも言える安倍晴明の誕生譚(彼の母は狐だというのが定説です)、彼が自在に操っていたその特殊能力や、式神の正体は果たして……。

 短いながら、目から鱗が落ちまくりました。ええ、ポロポロと。わかってみれば何てことはないのですが…灯台下暗しというか、盲点というか、コロンブスの卵というか…。
 まあ、ご一読くださいませ。
 QED 式の密室

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