「つらいぜ ボクちゃん」全6巻/高橋亮子(講談社フラワーコミックス)

 これもね、私が影響受けたマンガのうちの一つ。
 ふらりと入ったDAISOの本コーナーで1~6巻を見つけてぶっ飛んだ覚えがあり!
 でもその時に衝動買いせず、後でそろえようとしたものだから、未だに1巻だけないんですよね(号泣)。

 自分のことを「ボク」と呼ぶ17歳の女子高生・望ちゃんの青春学園ラブコメディ。
 三人姉妹の末っ子の望は、数年前に亡くなった父の影響を受け、旅芸人に憧れ、高校では演劇部に所属。顧問であり、父の教え子でもあり、長女の大学の同級生である教師にほのかな恋心を抱いている。
 しかし入学式の当日、彼女は一学年下の男子高校生・渡と運命の出会いをする。渡は望のことを好きになり、年下ながら、彼女を支えられる男になろうとする…。
 
 この望ちゃんのキャラクターに、幼い頃の私は多大な影響を受けたのでした。自分のことを「ボク」とよぶ女の子!…そうそう、私もそうでしたから。「男に生まれたかった症候群」ですね。
 実際、女に生まれて不利なことばかりの時代でした。今だってそう改善されたわけじゃないでしょうが…「女のくせに!」とののしられ、その度にその男子を追い掛け回し、どつきたおし、噛み付き回っておりました、小学生の頃の私は(爆笑)。
 他人から「女」に見られることを嫌い、そうしたものからはことごとく目を背けておりました。
 ただ、私の場合は、根本的なところで「性同一性症候群」の方達とは違う所がありました。
 それは好きになる人間が「異性」=「男性」であるという点。
 今にして思えば、あの頃の私にとって「女性的なるもの」「可愛い女の子に見えるようにすること」は、男性に媚びている、いやらしい行為…と思えて、反発していただけなのでしょうね。
 そしてまた、それを「男だから」「女だから」という言葉だけで形に押し込まれるのが嫌だっただけなのでしょう。 

 今ならわかります。男女それぞれに社会的な分担や役割があってしかるべきなんだと。
 男女平等…といいますけど、やっぱり少しは不平等じゃない所もあってしかるべきだと思います。
 女性の側が被害者意識を振りかざして「男に出来ることが女に出来ないはずはない!」って口にするのをよく耳にしますが…いや、「女に出来ても男に出来ないこと」だって多少はあるんだし、そこまで目くじら立てる必要はないと思うんですよ。
 どんなことかって? …たとえば、助産婦さん。いえ、看護「婦」だって、最近男性が増えてきたから「看護士」と名称が変わったり、スチュワーデスさんも「客室乗務員」、保母さんも「保育士」さんになっちゃってますけど……でもね、子供を産む女性の側からしたら、産婦人科の先生は男性でも、助産婦さんは女性の方がいいですよ。それも経験豊かなおばちゃんとかおばあちゃんの。
 それこそ若い男の「助産士」さんが担当なんて…私は嫌だなあ。若くても女性の方がいい。
 いや、その頃には多分陣痛の苦しみで、そんなこと考えてる暇はなくなってはいますけどもね(爆笑)。


 そういえば誰かの言葉で「男らしくしろ」「女らしくしろ」と言う言葉には、「男は本来弱いものだから、『男らしく』という言葉で鼓舞しなければならず、女は本来強いもので、ともすれば男を押しのけてしまうものだから、『女らしく』という言葉で縛る必要があるのだ」ってのを聞いたことがありますよ。
 これを聞いてなるほどな~っと、膝を打ったものでした(笑)。
 

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