「15th」/向坂桂子(「乙女たちの讃歌」二巻収録・小学館フラワーコミックス)

 向坂桂子氏のデビュー作。平成元年(1989年)4月でしたね。今回紹介するのはその作品。表題作とは違うので…ご注意を。

 15歳の伊津忠彦はある雨の日に、一人の女性と出会う。
 言葉も交わさずすれ違っただけの彼女に心引かれた忠彦だったが、数日後彼女は忠彦の前に、夏休み中の家庭教師として姿を現した。彼女…高井京子…は某大学四回生。しかし、雨の日に見たあのはかなげな感じはなく…。
 ある日街中で見かけた彼女は年上の男性と歩いていた。今にも泣きそうな表情で…。

 私デビュー以前から彼女のことは知っていて(読者としてね)、直後にファンレターを出して返事をいただいた覚えがあります。
 
 暴露になっちゃいますが、向坂さんは大阪出身で(なので、この漫画の登場人物はみな大阪弁です)、元C翼同人で有名だった方。二越としみさんの本のゲストなどをされていて、私はそれでしりました。繊細でピュアな絵柄で、さわやかなお話をお描きでした。十代独特の一途さや繊細さを表現するのがすごくうまくて。
 この作品でも、忠彦の一途さが誌面からひしひしと伝わってきます。
 
 他の作品でもそうですが、向坂氏の漫画を読んでいると、尾崎豊や渡辺美里の歌を思い出しますね。
 現在はイタリアに行かれて、あちらで日本の漫画文化を広めるとか翻訳活動をしているとか。
 新作漫画がまた読みたいものですね。
 

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