「FBI心理分析官」/ロバート・K・レスラー(早川書房)

 先日「羊たちの沈黙」を紹介したので、今回はこの本を。
 この著者が「羊たちの沈黙」の、心理分析官のモデルであることはもう皆様ご承知のとおり。ご本人よく来日もなさっていたし、異常殺人などが起こるとよくコメントなどもされていますよね。オウム事件のときに特に。


 犯罪心理学には昔から興味がありました。例の「マーダーケースブック」を全巻そろえてしまいましたし(爆笑)。
 内容は、さすがに『元祖』。凄い衝撃を受けた覚えがあります。
 一人一人の犯罪者と面接をして、その生い立ちから犯歴までを細かくあげているのですが…被害者のおびえる姿を写真に残していたり、被害者の内臓をミキサーにかけて飲んでいたりと…こんなにも人間って残虐になれるものかと、心底恐ろしかったですね。
 あと、子供を育てるときには考えなきゃな…と思ったものでした。ほとんどの連続殺人犯が、幼い頃近親者に虐待を受けていたり、両親が離婚したり、性的暴行を受けていたりした…という事実がとても悲しく、また幼児虐待が社会問題になっているアメリカの病んだ実情が、まざまざと見えました。
 もちろん、虐待を受けたり両親が離婚したりした子供たちの全てが、長じて犯罪者になるというわけではないですし、それだけが全ての原因であるわけではないのですが、それが大なり小なり遠因になりうる可能性があることは確かですよね? 子供の心に大きな傷が残るのは確かなのですから。
 
 これを読んだのはもう十年ほども前なのですが、昨今、日本でも幼児虐待、わいせつ目的の女児誘拐や監禁、殺人が相次いで起こり問題になっていますよね。アメリカで起こることは十数年後日本でも起こる…と言ったのは誰でしたっけ? こんな悲惨で痛ましい事件や社会問題まで見習わなくてもいいのに……。

FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記

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