「うしろの正面だあれ」全一巻/あしべゆうほ(秋田書店 プリンセスコミックス)

 現代日本のとある家に、家政婦として勤める老女…実は山姥。御伽噺を子供たちに語り継ぎ、消滅寸前の自分たちの存在を存続するために里に下りてきているのだ。


 「悪魔の花嫁」「クリスタル☆ドラゴン」のあしべ氏の漫画。コメディタッチで軽妙な、四編の読みきり形式の連作。モチーフは…妖怪。
 今でこそ珍しくないですが、この頃(昭和52年ごろ)にはあまり見ませんでしたね。特に少女漫画で、しかも現代を舞台にしたものというのは。「百鬼夜行抄」「陰陽師」などのさきがけともいえる作品だと思います。

 そういえば第二話の中に1コマだけ「エロイカの息子たち」(青池保子)のキャラが出てくるんですよ。この時代のプリンセスなんかでは自分の漫画の中の関係ないシーンやモブの中に、同掲載誌の他の漫画家のキャラが紛れていたりすることがよくありました。これも、コメディならではですね。
 あしべ氏の漫画といえば、シリアスものが多いのですが、こういう作品もお描きになっていたんですよ。
 ちなみに、あしべ氏のHPはこちら→水晶宮 http://www.air-castle.com/suishoukyu/

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック