「夜叉の舌」/赤江瀑(角川ホラー文庫)

 氏の短編の中でも、これほど明朗で清々しい話は少なかろうと思われる。
 舞台は近江の町外れ、ある鞘師の家。縁があってこの家に養子としてもらわれてきたという青年・平河友威。
 家に入った当初は、実家へ帰ることばかり考えていた彼だったが、その考えを翻らせたのは、養父の言葉と一匹の蜘蛛の存在だった。
 若き鞘師と、一匹の蜘蛛。それは彼が九州の実家にいた頃にの見かけたことがある蜘蛛だという。彼を見守るように、誘うように身辺に出没する赤い蜘蛛――夜叉。一人のカメラマンと、若き鞘師との温かな心の交流を描く秀作。


夜叉の舌


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