「邪馬台国の秘密」/高木彬光(角川文庫)

 以前紹介した「わが一高時代の犯罪」の作者・高木彬光氏の歴史ミステリ。
 ひょんなことで入院生活を送ることになった名探偵・神津恭介が、手慰みにと邪馬台国の所在を推理してゆく…という話。
 百人百説ある…と言われる邪馬台国論。現在は九州派と大和派の二大勢力が弁を振るっておるようですが、これって、実は単なる東大VS京大の戦いなんですってねえ? みんなもっと冷静になろうよ! 大人なんだから!と思わず突っ込みを入れたくなりますが。


 緻密な考証を積み重ね、「魏志倭人伝」の原文と戦いながら一つ一つ論理と推理を進めてゆく。
 すごいですよ。まさに圧巻!
 以前紹介した井沢元彦氏の「卑弥呼伝説」にもよく引用されています。これは歴史ミステリとして読むよりも、一つの資料として読んだ方がいいかも。
 九州派だろうと大和派だろうと、古代史ファンの方必読の書ですね。



邪馬台国の秘密 改稿新版

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