「虹果て村の秘密」/有栖川有栖(講談社ミステリーランド)

 ノンシリーズのジュブナイルです。しかしジュブナイルと侮ってはなりません! ジュブナイル(少年少女向け)だけに、多分有栖川先生は気合を入れて書いたはず! 初めて推理小説に触れる子供たち向けの小説ですからね!


 主人公は推理作家志望で刑事の息子の上月秀介。その相棒は同級生で、推理作家・二宮ミサトの娘にして刑事志望の二宮優希。この二人が、夏休みを利用し、二宮ミサトの故郷であり実家のある「虹果て村」に行くことから話は始まります。
 虹果て村に向かう汽車の中で、二人の住人が言い争う場面を見てしまう二人。これにより、今、村は高速道路建設賛成派と反対派に二分されていることがわかります。そして起こる殺人事件……反対派の一人が何者かによって撲殺される。しかも現場は密室状態で……。

 
 子供たちのひと夏の冒険譚ですね。
 有栖川先生がジュブナイルを一作お書きだということは存じていたのですが、ついつい後回しにしてしまっていました。
 先日、「乱鴉の島」を読後、やっぱり読んでみようと思い立ちまして(なんでかは、「乱鴉~」を読めばわかります)。
 ○○の(あえて伏せる)、推理は冴えてましたね。GOOD! ちょっと溜飲が下がる思いでした。そしてあの末恐ろしい悪女っぷり! 恐れ入りました(爆笑)。
 まっすぐ夢に向かって育って欲しい子供たちです、はい。

 この二人でシリーズ作ってくれないかなあ…。きっと楽しいと思うんだけど。
 あと、島谷光氏。今後「有栖」シリーズに出てこないかなあ? ちょっと期待してるんですけど。


虹果て村の秘密

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