「QED 河童伝説」/高田崇史(講談社ノベルズ)

 かっぱかっぱかっぱらった……と、歌っている場合じゃありませんね。
 QED最新刊は「河童伝説」です。

 河童、河衆…河原者。つまりは権力者側から差別され続けた民たちのことです。
 河童の呼称は地方によって千差万別……そしてその出自や姿も、河や水辺に生息するものだけでなく、山であったり、猿や川獺などとされたりもする。これほどまでに細分化され、あるいは習合され、真の姿が隠された妖怪は他にない。
 その真の姿を隠そうとするのは為政者。その為政者の嘘や騙りを信じ込まされ、飲み込まれていった庶民たちは、彼らの姿を見失い……数百年の時を経た今、真の姿を知るものは誰もいなくなる。
 さすがは『言霊の国・ニッポン』ですね。時間をかけたペテンに、我々日本人ははまっている訳です。
 これまでも、タタルさんの口から繰り返し語られてきた為政者・権力者側の『嘘』。
 嘘が一つ、また一つとバレていくごとに、目からウロコがポロリポロリと取れてゆく様は、いつもながら痛快です。
 CMでありますよね、「知るということは、知る前の自分と、知った後の自分が違うということ」。
 あれは真理ですよねえ…。


 
 今回もあの禮子ちゃんが絡んできます。あの子ねー、ネガティブ思考の子だけど、何とか幸せになっていただきたいものですねえ…。
 そしてかの『毒草師』、御名形くんも再登場! 今回はあまり本編に関わってはきませんでしたが…もっとタタルさんとの異次元バトルを聞きたかった~!と思うのは私だけでしょうか??
 あと、沙織ちゃん!! そういえば貴女、今回タタルさんとお姉ちゃんの仲をハッキリさせるつもりなんじゃなかったの??
 最初のあの勢いはどこに!? 何とかしてあげて下さいよ~。貴女の手腕にかかっているのよ、この超鈍感の二人の将来は!
 小松崎さんを巻き込んでもいいから、何とかしてやって!!! 頼むし!

 次は河童繋がりで九州だそうです! 河童もいいですが……九州といえば神話の国! そして邪馬台国! 宇佐神宮!!
ここら辺も是非とも解読していただきたいものですなあ……いや、もしかしたら河童と繋がっちゃうかも??

 そして高田先生! 本州を渡るのであれば、是非ともこの四国もお忘れなく!!

QED 河童伝説

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