「怪談徒然草」/加門七海(メディアファクトリー)

 これは…今絶版中なのかな? どこに問い合わせても品切れ・入荷予定なし…との返事が返ってきます。
(追記:2006年3月10日に、角川ホラー文庫として再刊行されました)


 伝奇小説家にしてミーハーオカルトおたく(自称)の加門七海氏自身の恐怖体験を語りおろした(実際語ったものを起こしたものですから)ホラー本。
 「うわさの神仏」や「平将門魔方陣」などをお読みの方なら、彼女に少々の霊感があることは周知の事実でしょう。
 その加門氏の実体験…ううん、某2chで「電波系なんじゃないの?」と密かに囁かれるのも頷けるくらい、奇奇怪怪です。
 第一夜、第二夜、第三夜、そして最終夜…の4章構成。面白いエピソードや話が盛りだくさんです。
 多少『文藝百物語』などで語られた話も重複していますが…こちらの方がより詳しい。
 「――と言ってはいけない」という言葉を神社の境内で言ってしまった為に、精神錯乱をきたしてしまったり、行方不明になってしまった人物の話や、旅先で聞いた「嫁取り稲荷」の話。
 神社を立て替えた際に、通常では行わない配置換えをしたことにより、氏子頭10人中9人までもが不幸にあってしまったという、奈良県のとある有名で古い神社。
 某2chでも、一時期それらの所在を解明しようというスレッドが立っていました。でも必死の探索にも関わらず、「嫁取り稲荷」の所在ははっきりしなかった様子。福岡県内らしいのですが…?

 そして、一番盛り上がっていたのが作家・霜島ケイ氏が住んでいたという「三角屋敷」。
 私もこの話が掲載されていると知って、無性に読みたくなって…図書館で借りてまいりました。
 これも、前出の『文藝百物語』で霜島ケイ氏自身の口から語られていたもの。
 その他にも、『幻想文学 48』―「霜島ケイ/家―魔象」と、加門七海氏の匿名の「手記」、『日本怪奇幻想紀行 六之巻 奇っ怪建築見聞』―「霜島ケイ/実在する幽霊屋敷に住んで」などにも掲載されていたそうです。
 で、今回は四度目にして最終封印版!と銘打って、その後日談まで全て語っているそうで。

 『文藝百物語』で読んだときも、マジで怖いな~と思ったのですが…霜島氏ととある霊能者との間に立った加門氏の口から語られる事の次第は…もっと複雑でリアルでした。
 この「三角屋敷」も2chで真剣に探索され…ここではないかと思われる場所が特定されていました。
 お知りになりたい方は2chの過去スレッドへどうぞ。「霧島ケイの三角屋敷 2」というスレッドでしたよ(「霜」ではなく「霧」ですよ。お間違えなきよう)。
霧島ケイの三角屋敷 http://hobby2.2ch.net/occult/kako/1028/10286/1028620461.html
霧島ケイの三角屋敷2,5 http://bubble.2ch.net/occult/kako/1053/10534/1053494200.html

 はあ…それにしてもどこなんだろう…三途の川が境内を流れる神社と「肉」神社と嫁取り稲荷…。
 あああああ……気になるなあ……。


 2008年10月末追記;↑の三角屋敷ですが!! Google地図で見つけましたよ!! しかも衛星写真でも見れて!! しかもしかも! ストリートビュー(通りに立って360度見渡せる!)までありました! 
 絶対ココで間違いないです! 
 周辺のマンションやコーポはちゃんと地図でも衛星写真でも名前を書いてあるのに、ココだけ地図上には名前書いてないのはナゼ?(衛星写真の方には書いてあるのに)
 またナゾが増えたかも…?


怪談徒然草

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