「いらかの波」(全9巻)/河あきら(マーガレットコミックス・集英社文庫)

 古いですね~。懐かしいですね~。私の漫画人生の第一歩の作品ですからね~。
 それまでにも、そりゃあ漫画は読んでいましたけど…自分でお金出してコミックス揃えて…なんてことしたのは、この作品以降ですね。その後「スケバン刑事」「ガラスの仮面」「超少女明日香」…と続くのですが。

 ドタバタ学園コメディですね。父(大工さん)を転落事故で亡くし、病弱な母も後を追うように亡くなり、孤児院で暮らしていた少年・中村ワタル。彼は子供のいない小林家に引き取られることになる。
 やがて始まる新しい中学での生活。
 高校には行かず大工の弟子になるというワタルと、養父との葛藤。
 隣人や同級生達とのお祭り騒ぎのような毎日…。

 個性派ぞろいのキャラクターも満載。
 成績優秀、眉目秀麗、ナルシスちっくな隣人の生徒会長=島津亮。勝気で男勝りで大工の棟梁の孫娘=江藤茜。ワタルのことが好きな内気な夢見少女=尚美。ガタイはごついが実は良家のお坊ちゃまの番長=西郷。
 何より魅力的なのは主人公=ワタルの性格でしょう。どこか飄々としていて、悪戯好き。どんな人間もたちまち自分のペースに巻き込んでしまう…。マイペースで図々しくて、でもどこか憎めない。ちょっと憧れましたねえ、こんな性格。自分もこうありたいなっていう意味で。
 ものすごく好きな作品であり、主人公でした。おかげさんで、この頃から中学3年までの私の夢は「大工になること」でございました(爆笑)。…まあ、工業高校に行けなかった時点で(その頃地元の工業高校には女子など一人もおりませんでしたから…受験拒否を食らったもので)、夢は潰えてしまったのですが。

 河あきら先生は、今も多分漫画を描いてらっしゃるかと思うのですが…私はこの作品と…あと何作かの短編しか知りません。
 そういやあの当時、もうすでに…文庫版の漫画本がありましたよね、集英社は。
 初期の頃の短編なんかはそっちで読んだ覚えが…ああ、でもこちらは既に手元にないや。
 ちょっと探してみたいような気がするんですけどね。


 



 

"「いらかの波」(全9巻)/河あきら(マーガレットコミックス・集英社文庫)" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント