「シャッター・ラブ」全一巻/おかざき真里(集英社マーガレットコミックス)

 前回に続きおかざき氏の漫画。「ぶ~け」で短期連載されました。 
「~ラブ」とタイトルにあるからといって、ラブロマンスと思ってはいけない!(爆笑)
 これまた辛口の話ですね。

 ちょっとカメラ好きの女子高生・真紀。
 実は友人達のパンチラ写真を売って、小遣い稼ぎをしていたりする。
 そんな彼女の「写真」のファンだという謎の男に、真紀は一枚の書類を手渡される。それはとある写真コンテストの応募用紙。
 以来、「空気を切り取ること」に魅せられた彼女は、そのコンテストに応募し、見事最高賞をとってしまう。
 真紀にコンテスト応募を勧めた男・浅井。彼は自らもプロカメラマンであり、また二年前に大賞を受賞した女性であり、自身の恋人でもある小田菜(さい)にライバルを与える為にと、真紀にコンテスト応募を勧めたのだった。そんな浅井の思惑を知って、菜はとある企画をテレビ局に持ちかけた。
 そして真紀と小田菜との写真対決が始まる。
 真紀と小田菜、そして浅井と真紀の友人・由美。
 この四人の織り成す人間模様も面白いのですが、何より面白いのが真紀と菜の写真対決の方法。
 一人の共通のモデルを真紀と菜の二人が撮り合うのです。
 一方に対しては安心しきって何もかもを曝け出し、もう一方に対しては憎悪を剥き出しにする一人のモデル。「北風と太陽」…まさにそんな感じですね。
 その撮影の期間に三人の女の感情と立場が微妙に変化してゆき、最後には仕掛け人である浅井を置いて、三人は歩き出してゆく。
 やっぱり、強い女を描かせたら、おかざき氏の右に出る人はいないですねぇ~。

シャッター・ラブ

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