「六番目の小夜子」/恩田陸(新潮文庫)

 しばらく漫画ばっかりだったのでここで最近読み終えた小説を。
 今更?と思うむきもあるだろうが「六番目の小夜子」である。


 これ、NHKでドラマやってましたよね? 鈴木杏と栗原千秋で。
 私二人とも好きなんですが…再放送の第一話取り逃がしたのが悔しくて以来、全編は見てないのです。でもレンタル屋には置いてないんだよな~あああ、後悔…。(追加;2006年3月にスカパーのミステリチャンネルでやってくれましたね! 一話だけとり逃してしまいましたが、あとは揃いました)
 どんな話かという興味はあったので、この度購入し読んでみました。
 1992年の「日本ファンタジー大賞」の最終候補まで残った作品だったんですね、これ。

 とある進学校には、十数年に渡り伝わる不思議な伝説とゲームがある。「サヨコ」と呼ばれる生徒が選ばれ、さらに三年に一度「小夜子」と題した一人芝居が学園祭で演じられるというのだ。そしてその芝居が成功すると、その年は大学進学率が格段によくなるという。
 サヨコには数々の試練と使命が義務付けられ、全校生徒の誰にも知られずその任を全うせねばならない。
 これまでに五人の「サヨコ」がその任を果たしてきた(中には何もせずに終わった者、また、その任を放棄したために大学受験に失敗した者もいたらしいが)。
 そうしてまさに「六番目のサヨコ」が現れるその年に、三年十組に一人の女子生徒が転入してきた。彼女の名は津村沙世子。
 美しく、ミステリアスで、聡明な転校生。教卓には深紅の薔薇が匂い、彼女の登場をあたかも祝福するようだった…。

 沙世子が、美人で頭もよくてスポーツも出来て…天が二物も三物も与えたような女の子という設定はいいと思うのですが、性格がちょっとさっぱりきっぱりしすぎててどうかなあ…と。他の話の中でなら、私もこういうキャラクターって割と好きな部類なのですが…この話の中ではどうだったんだろう?ってね。思ってしまった。ちょっとミステリアスな所を残しておいたほうがよかったかな?って。
 あと、この話…もっと視点を絞り込んで書いた方がミステリアスだったかな?とは思いました。「サヨコ伝説」を探る人間の視点でね。で、種明かし部分は自らの口から語らせるほうがよかったかも…?
 

 でもアレだね。鈴木杏ちゃんは…「ジュブナイル」って映画の子役のときが一番可愛かったかもね…とか思うのは私だけ?
 栗原千秋はデビュー以来あんまり変わってないけどさ…「死国」とか「バトルロワイヤル」とかね。「バトロワ」のときのあのキャラは秀逸だったよね! 私はとても好きでした。「バトロワ」自体は賛否両論ありましたけど…小説、そんなに悪くなかったし、映画も面白かったですよ?


六番目の小夜子

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