「亡国のイージス」/福井晴敏(講談社)

 先日テレビでやっていた映画版を見て、遅まきながら原作を読みました。
 というのも……やたらと専門用語やイージス館内の描写が多くて…なんかイメージしにくいなと思ったので…先に映画をみてから読もうと思っていたわけで…え? 劇場では観なかったのかって? ええ、観ていません。レンタルでも観ていません。
 テレビ放映…ってあたりが、貧乏人の浅ましいところなのですが……(汗)。

 ミニ・イージスシステムを装備したばかりの護衛艦『いそかぜ』が、強力な毒薬を手にした某北の国のテロリストたちにのっとられてしまう。艦長以下幹部は彼らに同調し、テロリストたちをFTOとして艦に手引きまでしていた。
 『いそかぜ』先任伍長・仙石は船と一人の男の救出のために、単身艦へと引き返す。艦内で繰り広げられる壮絶な死闘。
 テロリスト=ホ・ヨンファと艦長たちとの間の微妙なズレと確執。日本政府高官たちの間の葛藤。果たして仙石は部下を救出し、『いそかぜ』を取り戻すことが出来るのか…?




 ネタばれになっちゃうので『男』『部下』という言葉を使わせていただきました。…ってか、読む前にコレ読んだら同じか(笑)。
 映画版の方は…所々端折っていたし、エピソードも前後してたり抜けていたりしたので…「なんで!? アレを抜かしたらこうはならないでしょ!?」というところも多々ありましたが…まあ、キレイにまとめてはいましたね? 動物実験のところとばして一つにまとめたり、ヨンファが写真を焼くところで、ああ、そうだったのか!とわかるようにしていたり。
 でもなあ…なんで菊政がアレに懐いてたのか?とか、仙石が何で危険を犯してまでアレを助けに戻ったのかが……エピソード不足の為の説明不足…ではありました。
 映画観て、原作読んで、もう一度映画を観たのですが……仙石を真田弘之がやってるのがちょっと面映かった(笑)。だって原作では五十近い中年太りのおっちゃんなんだもん……。   『彼』はストイックな感じが出てて良かったですが。中井貴一も…あの鉄面皮さ加減が良かった。
 私の中では中井貴一は「水島~~!! 一緒に日本に帰ろう~~」(映画『ビルマの竪琴』)だし、真田弘之は『新・里美八犬伝』のシンベエなんですよね……いつまでたっても。
 二人ともええおっちゃんになってきたなあ………。うんうん。 




亡国のイージス


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