「あめふらし」/長野まゆみ(文芸春秋)*注意

 一話完結のオムニバス…といっていいのかな? キーワードは蛇と魂。うーん、なんとも象徴的でしょう?
 蛇といえばユングの象徴学では…アレですから。
 主人公は市村岬くん…でいいのかな? なにもかもご承知の橘河=「あめふらし」と、彼と不思議な養子縁組をしている仲村に、毎回毎回振り回されている彼ですが。時系列で言えば、最後の短編「雨宿」→最初の短編「空蝉」→以下順…という感じなのでしょうが。

 話はといえば…ううん、掴みどころがないというか…「わかった!」と思った瞬間、次の章でやっぱり訳がわからなくなったり。どうも人外のモノたちや、魂を飛ばした人たちがさすらい…あめふらしの元にやってくる、という話なんですが。
 

 この人たち、実は「よろず春夏冬中」(文芸春秋)の中にも出てきますよね? 「雨師」という短編の中に。


 こちらの短編集も一話完結の話ですが、それぞれの話は独立していますし、幻想色も薄いですから…読みやすいかな?
 ただ、ボーイズ色は強いので、ご注意を(笑)。



あめふらし

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