「鳥玄坊先生と根源の謎」/明石散人(講談社ノベルズ)

 その時には興味があって盛り上がって買ってはみたものの…つい読む機会を逸し、数年、或いは十年もほっといた本、あるいは積読本の山の中に埋もれてしまった本……って、ありませんか?
 私にとってはこの明石散人氏の著作物が殆どそうでした。
 え? じゃあ何で買ったんだって? それはその……京●氏の影響で……ムニャムニャ。
 過去何度も手にとってはみたものの、数ページで忍耐が尽き、そのとき手元にあった本を次々と読んでゆくうちにどんどんと後回しになり、お蔵入り…していたんですが。
 先日、手元に何も読む本が無いことに気づき、ふと思い立って、実家の本棚から発掘して(ええ、まさに発掘という言葉がぴったりなんですが)、読んでみました。


 えー、事実と虚実が混沌と混ざり合っていて……ええ、事実部分の雑学はとても興味深いのですが、それに虚実がうまい具合に混ざっているもんだから、その判定にいささか困惑し…「なんか……面白いけど読みにくいなあ…。キャラに感情移入しにくいし……。それにこのツンデレ女もいい加減うざったいゾ!!」と、ぶつぶつ呟きつつ読んでいたのですが、ある時「あ、そっか。この手法は……『エイリアン』シリーズ(菊地秀行/著)と同じだよな!」と、思い当たるに至り、吹っ切ることが出来たお陰で何とか最後まで読了することが出来ました。
 え? そんなに大層なことかって? いやいや……これに先んじて『謎 ジパング』を読んでいたので…この話がこういうSFチックなフィクションものと思わなかったからでして……。

 ええ、トンでもなく壮大で、トンでもなくおかしくて(これは『変』という意味で)、トンでもなくエラい結末に…しばし呆然。言葉も無い……状態でした、読了後は。
 面白い………ん、だけどね……でもなんか…強引というか、飛躍しすぎてないか?というか…。結末があらぬ方向へ行ってしまったので…私、取り残され状態?? みたいな(笑)。
 っていうか、帯に賛辞を書いた先生方、マジでそう思ってるの? と……ちょっと突っ込みたくなるような…。
 いやいや、私の頭の方が着いていってないんでしょうね。この思考のジャンプと、発想の飛躍に……。
 
 青山君、味噌っかすは君じゃないよ。私だよ……。



鳥玄坊先生と根源の謎

"「鳥玄坊先生と根源の謎」/明石散人(講談社ノベルズ)" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント