テーマ:宮部みゆき

「長い長い殺人」/宮部みゆき(光文社文庫)

 住宅街で起こるひき逃げ事件。その被害者である男性には、妻を受取人とした多額の保険金がかけられていた。  疑いがかかり、連日ワイドショーに取り上げられる妻。愛人がいると噂のある彼女には、しかしその時間のアリバイがあった。  そしてその愛人の男も、結婚したばかりの妻が事故で亡くなるという悲劇が襲っていた。しかも彼女にも、多額の保険金が…
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「パーフェクト・ブルー」/宮部みゆき(創元推理文庫)

 宮部氏の長編第一作目の作品。しかし、つらい話ですね、コレ…。  高校野球のスター選手であった諸岡克彦…しかし彼はある夜殺され、全身にガソリンをかけられ焼かれた。  家出中で、彼の弟である諸岡進也は、両親の依頼を受けた蓮見探偵事務所の調査員・蓮見加代子との帰宅途上で、その現場に出くわしてしまう。  その後、克彦のかつてのチ…
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「サボテンの花」(「我らが隣人の犯罪」収録)/宮部みゆき(文春文庫)

 これは短編集の中の一編。  酒好きの教頭先生と、卒業を控えた小学6年生の一クラスの子供たちとの心温まるお話。  …ってか! 泣けるの!! ゴウゴウ泣いたの、私!!  その小学校では6年生に、卒論ならぬ「卒業研究」を課していた。そして六年一組の子供たちが選んだテーマは…「サボテンの持つ超能力の立証」。当然担任教師は怒り、その研…
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「R.P.G.」/宮部みゆき(集英社文庫)

 大学時代、友人に誘われて小劇団の芝居を観に行ったことがある。「M.O.P」という、演出家で脚本家のマキノノゾミ氏の主催している劇団の…幕末の志士や新撰組を題材に採った芝居である。  その後いくつかのM.O.Pの芝居や、そのほかの小劇団…劇団そとばこまちや近松座、市村正親氏主演の芝居…特に「クリスマスキャロル」は圧巻でした…や…
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「龍は眠る」/宮部みゆき(新潮社文庫)

 文庫にしては分厚い一冊。つまり! それだけ登場人物のディティールや心情描写が詳しいということなんですよ。やっぱり…みゆき姫の作品はこうでなくっちゃあ!!  「超能力もの」というと…眉に唾して…とかまえちゃう方がいらっしゃるかもしれませんが、読んでいるうちに不思議なことに、ズルズルと引き込まれ、慎司の気持ちに同調してしまって、…
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「今夜は眠れない」/宮部みゆき(中央公論社Cノベルズ・中公文庫)

 このタイトルを見て「今夜もねむれないっ!」と歌いだしてしまったアナタ! '70~'80年世代ですねっ?(爆笑)  とある平凡な家庭の、平凡な主婦に、ある日突然「五億円」が降って来た!  それは約20年前、母・聡子に命を救われたという男性からの贈与だった。  戸惑う家族たちは、やがて近所親戚の嫉妬と羨望と好奇心の目に晒され、マ…
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「ステップファザー ステップ」/宮部みゆき()

 ちょっとありえない状況設定に、人物設定…それなのに、これだけ日常的で心温まる話として読めてしまうのは…やっぱり宮部氏の筆圧の高さのせいなのでしょうねえ…。  とある新興住宅街の、とある家に忍び込んだ泥棒が、うっかりへまをやってしまい屋根から転落…。そして隣の住居の庭に落下。そこの住人であり、父と母がそれぞれに愛人を作って同時…
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「魔術はささやく」/宮部みゆき(新潮文庫)

 かつて高村薫はミステリ界の「女王」と呼ばれ、宮部みゆきは「姫」と呼ばれた。  そしてこの二人が日本推理サスペンス大賞にノミネートされたとき、賞をもぎ取ったのは宮部のこの作品「魔術はささやく」である。  骨太なストーリーと、緻密な人物描写でしられる「女王」高村の作品に対し、「姫」宮部の作品は…いや、二人の作風の比較ではなく、…
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