テーマ:ミステリ

「女王国の城」/有栖川有栖(創元クライムクラブ)

 やっと…やっと読み終わりました。ああ…長かった(汗)。  でもあとがきにもあるとおり、15年ぶりの(!)江神シリーズの新作ですからね! そらコレクションしなければ! 読破しなければ!!  大学3年になったアリスとマリア。大学4年で就職活動に奔走する望月&織田のコンビ。江神さんも大学4年…とはいえ、もう大学に残れるギリギリの歳(…
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「写楽殺人事件」/高橋克彦(講談社文庫)

 この小説で高橋氏は江戸川乱歩賞を受賞。文壇にデビューしましたね。  そういえば…この10年前、作家デビューしようとしてある作品を持ち込んだ高橋氏。当時の編集長か誰かに「あと10年してからもう一度おいで」とか「10年間何も書くな」と言われたそうで…その後十年、一切筆を持たず、浮世絵研究の方に没頭していたそうです。  そうして約束の1…
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「毒草師」/高田崇史(講談社)

 出ました! ついに出ました! あの男の本です!!!  Q.E.D読者様ならピンと来たでしょう! あの!! 「毒草師」御名形史紋(みなかた しもん)です!  「毒草師」……な~んて怪しい肩書き何でしょう! そりゃあね、薬草も適量を過ぎれば毒にはなりますけどね…それにしても。  私事ですが、私は小学生の頃に「身近にある薬草」を標本に…
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「QED 河童伝説」/高田崇史(講談社ノベルズ)

 かっぱかっぱかっぱらった……と、歌っている場合じゃありませんね。  QED最新刊は「河童伝説」です。  河童、河衆…河原者。つまりは権力者側から差別され続けた民たちのことです。  河童の呼称は地方によって千差万別……そしてその出自や姿も、河や水辺に生息するものだけでなく、山であったり、猿や川獺などとされたりもする。これほどま…
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「虹果て村の秘密」/有栖川有栖(講談社ミステリーランド)

 ノンシリーズのジュブナイルです。しかしジュブナイルと侮ってはなりません! ジュブナイル(少年少女向け)だけに、多分有栖川先生は気合を入れて書いたはず! 初めて推理小説に触れる子供たち向けの小説ですからね!  主人公は推理作家志望で刑事の息子の上月秀介。その相棒は同級生で、推理作家・二宮ミサトの娘にして刑事志望の二宮優希。この…
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「乱鴉の島」/有栖川有栖(新潮社)

 遅ればせながら、読了いたしました。  前評判通りの『火村シリーズ・孤島もの』…でありました。  入試試験が終わり、どっとお疲れの様子の我らが助教授・火村英生氏。彼は下宿のばあちゃんのススメで、有栖と共に民宿に泊まりに行くことになる。そこは三重県のある小島。ちょっとした勘違いと手違いから、彼らは目的の島ではなく通称『烏島』と呼ば…
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「砦なきもの」/野沢尚(講談社)

 以前紹介した「破線のマリス」の作者による「四年後の『破線のマリス』」とも言うべき作品。  主人公は「破線のマリス」にも登場した赤松君。女性編集者・遠藤瑤子の元で働いていた彼です。  遠藤瑤子の事件(1997年)以後も首都テレビの夜のニュース番組「ナイン・トゥ・テン」は続いていた。そこへかかってくる一本の電話…「私は今夜殺されます」…
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「邪魅の雫」/京極夏彦(講談社ノベルズ)

 ……読了! 10月5日読了しました! ああ、長かった……。本来ならばすべての時間を(寝る時間も食事の時間さえも)注ぎ込んで、全力投球すれば2日程で読めていた……はずなのに、一児の母となった今では、そうもゆかず(笑)。  でもまあ、とりあえず読了いたしました。  東京は江戸川の河原に始まった毒殺事件が、大磯、平塚に飛び火。犯人の…
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「邪馬台国の秘密」/高木彬光(角川文庫)

 以前紹介した「わが一高時代の犯罪」の作者・高木彬光氏の歴史ミステリ。  ひょんなことで入院生活を送ることになった名探偵・神津恭介が、手慰みにと邪馬台国の所在を推理してゆく…という話。  百人百説ある…と言われる邪馬台国論。現在は九州派と大和派の二大勢力が弁を振るっておるようですが、これって、実は単なる東大VS京大の戦いなんですって…
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「破線のマリス」/野沢尚(講談社・講談社文庫)

 これ、名前だけは前々から知ってたんですが…作者も作品もね。でも読む機会なくてズルズルと…。  第43回(平成9年)江戸川乱歩賞受賞作品ですね。  首都テレビの敏腕編集者・遠藤瑤子。彼女の切れ味鋭い5分間の特集映像は、看板ニュース番組『ナイン・トウ・テン』にとって、無くてはならないものとなっていた。しかし、放送ギリギリまで編集を…
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「パーフェクト・ブルー」/宮部みゆき(創元推理文庫)

 宮部氏の長編第一作目の作品。しかし、つらい話ですね、コレ…。  高校野球のスター選手であった諸岡克彦…しかし彼はある夜殺され、全身にガソリンをかけられ焼かれた。  家出中で、彼の弟である諸岡進也は、両親の依頼を受けた蓮見探偵事務所の調査員・蓮見加代子との帰宅途上で、その現場に出くわしてしまう。  その後、克彦のかつてのチ…
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「仮面舞踏会」/栗本薫(講談社ノベルズ・文庫)

 栗本薫氏の「伊集院大介」シリーズのミステリ。時系列的には天狼星Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの後…くらいですね。しばらく行方をくらましていた大介さんの復帰第一作。  今回の語り手は短編「顔のない街」に出ていた少年・滝沢稔君。その彼がもう19歳の浪人生になって、しかもパソコンやチャットにはまる半ヒッキー(引きこもりってのはちょっと言いすぎか?)として…
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「ダ・ヴィンチ コード」全2巻/ダン・ブラウン(角川書店)

 未だに本屋で平積みにされているのを見かけます、この本。解読本なども沢山出ています。 (映画になるそうですね、そういえば。:2006年3月15日追記)  引用されているものや書かれている内容について、賛否が分かれる本ではありますが…単に「小説」として読むならば、とても面白い本です。京極ばりに雑学満載の本ではありますが、それを…
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「どこまでも殺されて」/連城三紀彦(新潮文庫)

 最近はこの方、純文学とか、恋愛小説などの分野で名前を耳にすることが多いが…もともとはミステリーをお書きだった。  「戻り川心中」とか…「カイン」(「蛍草」文春文庫)とか…。私はそれほど読んでいないのだが、息の長いファンの方が多い作家さんらしい。  この「どこまでも殺されて」は、一通の手記から始まる。6歳の頃、入学式に向う途中で…
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「マークスの山」/高村薫(早川書房)

 「白熱の警察小説」「警察小説の金字塔」と銘打たれ、映画化もされたので、ご存知の方も多いかと思いますこの作品。  「かるかや」の共同管理人の一人・にまめちゃんが薦めてくれなければおそらく手に取ることもなかったでしょう。……まさか、こんなに面白い作品だったとは…タイトルや表紙だけで判断しては、いけませんね。  事件の芽は、北岳で起…
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「魔術はささやく」/宮部みゆき(新潮文庫)

 かつて高村薫はミステリ界の「女王」と呼ばれ、宮部みゆきは「姫」と呼ばれた。  そしてこの二人が日本推理サスペンス大賞にノミネートされたとき、賞をもぎ取ったのは宮部のこの作品「魔術はささやく」である。  骨太なストーリーと、緻密な人物描写でしられる「女王」高村の作品に対し、「姫」宮部の作品は…いや、二人の作風の比較ではなく、…
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「わが一高時代の犯罪」/高木彬光(角川文庫)

 名探偵・神津恭介を世に輩出した、高木彬光氏が昭和26年に発表した作品。  時系列順に云えば「神津恭介シリーズ」の一番最初の事件と言えるだろう。  探偵・神津恭介とそのワトソン役松下研三が、入学先の旧制第一高等学校で出会い、そこで起きた同級生・妻木の消失事件を解きあかすというストーリー。タイトルの「犯罪」とは何なのか…それはラストの…
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「姑獲鳥の夏」/京極夏彦(講談社ノベルズ・文庫)

 言わずもがな、妖怪小説家・京極夏彦の衝撃のデビュー作。  手慰みに書いた小説を講談社に持ち込んで、それが本になった…というのは有名な話。  更に、当初は表紙見返しの著者紹介欄が空白になっており、「謎の作家」とも言われました。  実際にはまだこの頃会社員であったため、出版社側が気を利かせて何も情報を公開しなかったというのが…
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